板場通信Staff Column
最近の釣り事情!
海の上は灼熱です。熱中症注意の季節ですね。
最近の釣り事情のお話しです。
昔は、ルアーの釣りというと魚の引きを楽しむスポーツフィッシングの釣りが多かったのですが、スロージギングという釣り方が確立されて、対応出来る水深が幅広くなったので釣り方によっていろんな魚が釣れるようになりました、その中で釣り人も食べて美味しい魚をターゲットにするようになってきました。
ハタ類、カサゴ類、太刀魚、アマダイ、カンパチ、ブリ、サワラ、赤ムツ、黒ムツ、アラ、金目、マグロ、カツオなどなど、まだまだいろいろ釣れます。
市場で高値とさせるターゲットが多く、美味しい魚が多いんです。
探求心の強い釣り人たち、「この魚たちを最高の状態で食べるには・・・」と よく船の上こういう話になります。
釣り人がこういうことを考えると、”魚がかかってからの釣りあげ方”、”釣りあげてからの処理の仕方”いろいろやりようがあるんです。
例えば、深海にいる赤ムツを生きたまま持ち帰るとか今まではなかったようなことができたりもします。
活かしこみ、神経締め、さらには魚の体温調整、熟成に適した温度etc... 魚屋さんたちも、それに伴っていろいろやってくれるようになってきました。
一釣り人でもありますが、提供する立場でもあるので、釣り人だけでなく、お客様に美味しい魚を召し上がっていただけるように両方の知識を生かしてみんなが美味しい魚に出会える機会が増えるようにしていきたいですね。(2016.8)