板場通信Staff Column
カウンターが楽しいです。
カウンターに立って5年になります。
教育テレビの番組に出演した時に初めてカウンタに立ちました。今では懐かしい出来事です。
あれから月日も経ち今はメインで立たせてもらっています。(写真は当時の撮影風景)
最近カウンターのお客様の注文が面白いです。
メチャクチャに思えるご注文でも 基本的には断らないのでなんでもやります。それは
ベースが寿司ではなくて裏方の料理がベースになっているために何でもできるようです(^^;)。
寿司はこうでなければ!とこだわらずに考えるのが良い結果になっていると思います。
この間来たお客様は「かんぴょうとカニサラダを一緒に巻いてくれ」と注文が入りました。
相性がいいのか「???」でしたけど「旨い!」と言っていただきました。
またある時は どうしても(回転寿司でよくみる)サーモンにマヨネーズがけしている寿司を食べたいというので作ってみました。
お客様の反応ですか?回転寿司よりも美味しいもの作れますから 喜んでいただけました。
またある時はヅケを握っただけでは面白くないので海苔を巻いて(海苔とヅケは相性がいいんですよ)手巻き風にして食べていただきました。
変わり種では・・・
ある時は常連さんが夜のお店の方から「『私はケーキよりもお寿司がいい!』とリクエストがあったので寿司を握ってくれ!」というリクエストがありました。
リクエストに応えてお寿司をケーキ風にアレンジして作りました。
それがこの写真です。
ご来店が少ない方よりも常連さんからのリクエストが圧倒的に多いのですがどなたでもリクエストに応えていきます。
握りは日々進化しています。
普段からこれとこれが相性がいいんじゃないか?ということは常に考えています。
それを形にするのが楽しいのですが 思いついたらすぐに出してしまうので隠し玉はないですよ(笑)
握るネタのイメージは握る瞬間に初めて生まれます。この瞬間の発想は大切にしたいです。
最近おまかせで握って!というお客様が増えています。
「メニューのお決まりではなく、気の向くままに握ってくれ!」みたいなリクエストも含めてですが・・・
普通の寿司屋と違うところを見せたいので王道の寿司を出しても最後の2~3個は見た事のないネタを出したりしてお客様に喜んでいただいております。
※お客様が予想できないお寿司を出すのが楽しみです。
そんな私に課題があります。自分で課したものです。
最近 柚子コショウを使った寿司が多いのですが、ボク的には柚子コショウに合う寿司が見つかりません。
柚子コショウの香りや味が強いのでお肉には合うと思うのですが・・・まだまだ探し足りません。
このところずっと気になって探していますが、もしピッタリのネタを見つけたら真っ先にお客様にお出ししたいと思います。
見つけるのを待っていてくださいね! (2015.4)